『浦さんならどこを走ってるかなぁ』
見えない残像を僕は追いかけていた。
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デュアスロンを大学2年のこの大会で始めてからずっと王者として君臨している深浦選手。
僕が参戦して以来初めて、深浦選手のいないステージとなった。
そしてそのステージで僕はゼッケンNo.1を付け、スタートラインに立っている。
『オレは強い、オレは速い。』
いつもように唱えて走り出す。
【カーフマン北関東stage】
~1stRun5km~
このステージはラン・バイク共に起伏に富んだコース。
下りでは頭を前に傾け重心移動を利用した加速をしたり、上りでは脚よりも腕に意識を置いて走り、先頭集団4名でバイクへ。
勝負はここからだと言い聞かせ、バイクへ飛び乗った。
~Bike28,5km~
ドラフティング不可レースのため、7mの間を置いてベルマーレ田中選手に次ぐ2番手で走行。
しばらくすると後ろからロングのトップアスリート戸原選手が早くも合流…
いや、明らかに踏んでいるギアが違う!!
これに気付き、田中選手の前に出て、戸原選手の後を追う。
しかし、その差は7m…8m…9m…
機材や気迫ではなく、そこにあるのは
"圧倒的な力の差"
戸原選手との差を最小限に留めるべく走行しているが、苦しさが増すばかり。
去年の日本選手権のスタート前に交わした深浦選手とのあの約束が頭をよぎる。
15km地点で篠崎選手と高橋選手に吸収され、25km過ぎには篠崎選手が先行、高橋選手はマシントラブルで後方へ…
単独3位で2ndRumへ。
と思いやすぐ後ろに9人の集団が来ていたことに気付かされる。
~2ndRun5km~
走り始めて最初に迎える坂を上っていると内転筋が痙攣を始める。
いつもと違う部位の痙攣に思わず走りが小さくなってしまうが、なんとか腕振りでカバーしてみる。
ダメだ、脚が全く前に出ない。
越えなければならないあの背中が、また遠のいている。
硬くなってしまう走りを何度もリセットして修正しようと試みながら、走っていると後続の集団のランナーに次々とパスされてしまう。
それでも毎周回ごとにかけられる熱い声援がネガティブな気持ちのリセットをしてくれる。
最後の周回も気持ちだけは前に進んでいる走りで走り切り6位でフィニッシュ。
ゼッケンNo.1には遠く及ばない結果になってしまった。
でも次戦の2月1日カーフマン南関東stageに向けて、多くの収穫あるレースだった。
次こそ、次こそ。
「負けたら終わりじゃない。
やめたら終わりなんだ。」
【カーフマン北関東stage】
エリート 第6位!
レース前の激励
レース中の熱い応援
レース後の熱い言葉
本当にありがとうございました!
次戦も熱い声援をお願いします!!
< Ace Race Gear>
Wear:2XU
Shoes:Adidas Takumi Ren
Socks:R×L
Bike:Pinarello DOGMA
Bike Shoes:SCOTT
Helmet:Met
Drink:Rock Star
< Special Thanks>
両親
< Photo by>
丹下さん・塩田さん・齋藤さん
< 現地でお会いしたライバルの皆様>
< FBでコメント下さった方々>
裕太郎さん・松田さん・川村さん・金澤さん・西尾・小倉さん・高波さん・辻ちゃん・木家さん・横森さん・トップガン福谷さん・笹森さん・野口さん・森岡さん・齊藤さん・小嶋さん・YOUNG MAN
< エースのスポンサー・サプライヤー>
BODY TUNE,JSBM 様
山梨峡北交通 様
まる鍼灸治療室 様
げんき屋 様
フォレストサイド横森ぶどう園 様
R×L 様
InterMax 様
Natural Grace 様
エース栗原 FBページ
https://www.facebook.com/KURIHARACE
【今後のレース日程】
2/ 1 カーフマン南関東stage
2/15 カメリアマラソン
2/22 梅の里クロスカントリー
3/15 CSCAデュアスロン
3/22 世界デュアスロン選手権選手選考会
< エースのエースによるエースのためのPV >