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オレは速い。
オレは強い。
オレだから出来る。
大丈夫。
スタート間近、スタートラインに立つ僕は何度もそう言い聞かせている。
思い返せば僕が日本チャンピオンになった5年前の日本選手権は、「土砂降り・極寒・爆風」の中のレースだった。
< 優勝した時のブログ>
あれから5年が経った。
オーバートレーニングで結果も出せず、この競技から逃げ出した時期もあった。
2年前は自分に自信がなく、そこから逃げだし、それを自覚しないためにスタートラインにすら立たなかった。
再びスタートラインに立った去年は、
日本デュアスロン選手権 第7位
カーフマン最終戦 第4位
"上記大会で3位以内"という世界選手権の派遣基準が、7秒という時間でスルリと手のひらから落ちていった。
ーーーーーーーーーーー
負けたら終わりじゃない。
やめたら終わりなんだ。
ーーーーーーーーーーー
支えてくれた言葉がある。
支えてくれる仲間がいる。
冷たい雨が降り注ぐ中、熱い気持ちを持って挑む。
オレは強い。
オレだから出来る。
大丈夫。
スタート間近、スタートラインに立つ僕は何度もそう言い聞かせている。
思い返せば僕が日本チャンピオンになった5年前の日本選手権は、「土砂降り・極寒・爆風」の中のレースだった。
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あれから5年が経った。
オーバートレーニングで結果も出せず、この競技から逃げ出した時期もあった。
2年前は自分に自信がなく、そこから逃げだし、それを自覚しないためにスタートラインにすら立たなかった。
再びスタートラインに立った去年は、
日本デュアスロン選手権 第7位
カーフマン最終戦 第4位
"上記大会で3位以内"という世界選手権の派遣基準が、7秒という時間でスルリと手のひらから落ちていった。
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負けたら終わりじゃない。
やめたら終わりなんだ。
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支えてくれた言葉がある。
支えてくれる仲間がいる。
冷たい雨が降り注ぐ中、熱い気持ちを持って挑む。
第15回日本デュアスロン選手権
レースレポート
~1stRun10km~(9640m)
世界選手権の出場権のかかった日本選手権はデュアスロンシーズン戦カーフマンとは違い1stRun10kmから始まる。
5kmの延長線上で行くと必ず息切れしてしまう。Targetは32'00(3'12/km)-32'30(3'15/km)。
走り始めて、先導するのは深浦選手。
ペースは体感で3'12くらいで安定しているし、優勝候補ゆえに誰も前に出ない。
そんな中、3km地点から立花選手が飛び出し、先頭集団はこれを容認。
僕も3'12より速くなるのは厳しいので後方で待機しておく。
距離を踏むうちに先頭集団から脱落していく。この時点で先頭集団から離れるのは、優勝争いから退いたのと同じ。
そして迎えた8,5km地点!
深浦選手が声を上げる。
「若い衆、積極的に行こうぜー!」
あと1周を間近に迎え、バイクを考えるこの瞬間こそ、僕は勝負だと決意し、体が動いた。
それまでのペースを上げて、3'05/kmくらいに引き上げる。
後ろは見ない。
弱い者が脱落するだけだ。
残り1km地点、4人集団。
(深浦・森・立花選手と僕)
田中・根本・米谷・中村選手の若手が脱落。
『まだだ、もう一発!』
下りを利用してペースを緩めることなく、維持し続ける。
聞こえるのは自分の吐息と声援。
1stRunフィニッシュ直前に深浦選手に抜かれ、2人でトランジッションへ。
~Bike40km~
素早くトランジッションを済ませて先頭でバイクに乗車。
乗車後、1kmの上りが続くため、集団は形成されにくい。
そして、先頭をこぐ僕に誰かが追いついてきた瞬間に後続を確認しようと思っていた。
ほどなく深浦選手が合流。
後ろを確認すると、かなりのギャップがある!!
この瞬間、深浦選手と言葉は交わしていないが、聞こえていた。
『行こう、2人で』
ペダルに力を込めた。
1周目、後続は森・立花・田中・根本・米谷選手の5名で追走集団を形成し、40秒差。
2周目、立花選手が脱落し4名の追走集団、50秒差。
メインストレートを通る時に聞こえる。
「エース、行けるぞー!」
「頑張れ、エース!」
通り抜けるその姿で返事をする。
『もちろん、行くさ!』
1周あたり10秒ずつの差を付けながら、レースは進む。
7周目になると後続とは1分40秒差で逃げ切りは濃厚だ。
ここで深浦選手が話しかける。
「まさか、こんな展開になるとは!」
僕は答える。
「僕は深浦さんと戦うために来ましたから!これでいいんです!」
ーー
そしてバイク終了間際。
深浦さんがローテーションの向きとは違う左側から前に出てくる。
と思いきや、手を差し出してきた。
「クリ、ありがとう。最後(2ndRun)頑張ろう。」
「楽しかったです。よろしくお願いします。」
そして、準優勝でフィニッシュ!
最後のフィニッシュカーペット上で、去年のフィニッシュシーンを思い出していた。
あの時、目の前で、7秒差ですり抜けていった世界選手権への切符。失意に満ちたフィニッシュだったこと。
そして戻ってこれた。
ゴール後U-23時代に一緒に遠征した平松さんが声をかけてくれた。
「クリ、おかえり!(^^)」
学生時代、勢いで上りつめた日本チャンピオン。
そこから1度夢を諦め社会人を経て、再度ここを上っている。
その道を本当にたくさんの人が一緒に上ってくれている。
ありがとう。
そして、両親は相変わらず雨の日本選手権で寒い中を1番近くで応援してくれた。
ありがとう。
これからもたくさんのありがとうを伝えようと思った。
ーーーーーーーーー
【第15回日本デュアスロン選手権】
準優勝!!!!
たっっっっくさんの応援ありがとうございました!!
今回の結果には超満足してます!majide
でも超超満足できるところを知っているので、そこに向かってこれからも走り続けていきます!
合い言葉はもちろん、
「明日やろうは、バカ野郎だ!」
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【今後のエース日程】
11/14 第18回スズカエンデューロ
11/22 カーフマン東海stage
11/29 カーフマンいわきstage
12/5-6 山梨県下1周駅伝
12/13 小川和紙マラソン