Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 336

レースというシナリオのないストーリー。


< エースのスポンサー>
金精軒
エプソムソルトシークリスタルス 様☆★NEW★☆
ウエマツ自然療養センター
ひまわり市場
フォレストサイド横森ぶどう園
Natural Grace
BODY TUNE,JSBM
Hungry Tiger
伊藤牛乳店
まる鍼灸治療室
石窯パン ド・ドウ
げんき屋
茅ヶ崎耳鼻咽喉科クリニック
増田珈琲
花鳥
フジハラセイメン
美容室クレヨン 様
ベストインプレ・コンサルティング株式会社 様 ☆★NEW★☆
山梨住宅工業株式会社 様☆★NEW★☆
IROHA CRAFT 様☆★NEW★☆
< 個人スポンサー>
Hitoshi Morisawa 様
シェフ 清水秀樹
< エースのサプライヤー>
R×L
SPORTS KID
Athlete X
Hi-RIDGE
Merrell
FEETinDESIGN
日本の匠と美 ほさか
After Game CAFE
八ヶ岳フォレストウィンド
宇宙農民
Lifeblood鍼灸マッサージ院
みやま川魚専門店
< エース遠征車両>
Yamanashi BMW

✳︎新規スポンサー・サプライヤー様大募集!

◎お問い合わせ◎
ace.kurihara@gmail.com
――――――――――ー
◎新作TeamACE Tシャツ販売中!◎


エース栗原グッツショップ

http://acekurihara.theshop.jp/

ーーーーーーーーーーーー
エースの夢である"情熱大陸出演"に向けて、地元山梨の放送局であるテレビ山梨のミニドキュメンタリー番組『山梨いまじん』で取り上げていただきました!!

半年間はネットでも映像が見れるので、是非ご覧ください♪( ´θ`)ノ
http://www.uty.co.jp/imajin/?no=1401
ーーーーーーーーーーーー
【第16回日本デュアスロン選手権】

福島県福島市あづま総合運動公園で開催された日本一速いデュアスリートを決める大会、リザルトには現れないストーリーをお送りします。

1stRun5km-Bike20km-2ndRun2,5km
のスプリント距離で開催されました。

スタートラインに立ち日本チャンピオンになる権利を得たエリート・U23・U19の選手、計38名。

優勝候補は国体ランラップ1位を筆頭にトライアスロンシーズンでランがキレキレな末岡選手、世界選手権に出るたびに結果を上げていっている田中選手、6年ぶりの王座奪還を狙うエース栗原選手の3名。
この他にも元ランナー出身の学生が栄光を勝ち取るために闘志を燃やしていました。




〜1stRun5km(1,25km×4周)〜

強い風の吹き荒れる中、1stRunのまず先頭を取ったのは栗原選手。序盤に狭いルートを通るために早くも縦長になります。


500mを過ぎたところで田中選手が先頭に立ち、これにランナー出身の日体大1年安松選手・末岡選手が続きます。

2周目も縦長のまま集団の切れ目はまだなく、向かい風の区間に入りそれまで集団を牽引してきた田中選手が先頭交代を要求しますが、安松選手は応じずに集団のペースが若干落ちます。

3周目になると先頭集団7名(田中・安松・末岡・栗原・三須・中村・堀内)、10秒ほど遅れて第2集団を外山・肥後・山本選手あたりが牽引する形で形成され始めます。
3周目の終盤に先頭に出たのが三須選手。元14分台ランナーでまだまだ走りも軽さがあります。

ラストラップ4周目に入り、堀内選手が脱落、第2集団とは20秒ほどに差は広がります。
そしてラスト200mからトランジッションに向けた熾烈なポジション争いでが始まります。右から栗原選手が位置を上げていきますが、先頭を譲らずに再度ペースアップしたのは三須選手。


三須-栗原-中村-田中-安松-末岡選手の順にトランジッション流れ込みます。


〜Bike20km(4km×5周)〜

「ヘルメットを付け、靴を脱ぎ、バイクを持って乗車ラインへ」という行程を誰よりも速く終えたのは2番手で入った栗原選手。
得意なトランジッションで数秒の差をつけ、そのままレース展開を変えたこともある選手です。



乗車ラインからまずは700mの緩斜面を進みます。トランジッションで飛び出した勢いそのままに上る栗原選手に遅れをとってしまったのが中村選手。
学生最速ランナーとして名高い選手ですが、ここで手痛い遅れを取ってしまいます。

上り終えて先頭集団は5名。
第2集団との差は40秒。

下りに入りスムーズに先頭交代を行うローションを組み45-50km/hのペースで下っていきます。下り切ったところで折り返しをして、低速から加速しながらホームストレートに続く緩斜面を行きます。

この上りへの加速で遅れたのが三須選手と安松選手。どちらの選手もランナー出身のためバイクがカギを握るところですが、デュアスロンエリートの3名に遅れをとってしまいます。


先頭集団は優勝候補の3名、第2集団は徐々に膨らみ、さらにトライアスロンエリートでも経験のある選手が数多くいるため先頭との差を徐々に縮めていきます。



数的不利の中でも息を合わせて逃げ続ける先頭集団でしたが、4周目の下りで末岡選手が脱落。6名の第2集団への吸収されていきます。

田中・栗原の2名のみとなった先頭集団には「逃げれるよー!」と声援が送られ、その差20秒でなんとか逃げ切ろうという意志を見せます。




そしてラストの折り返し後、上りを終えて10秒ほどの差を付けて逃げ切りトランジッションに向かいます!!
と思いきや、周回を把握出来ていなかった先頭集団2名が終わりかどうか迷っている内に第2集団に吸収されてしまうというまさかの事態に!!

全く展開の分からぬまま合わさった9名がトランジッションに入ります。


〜2ndRun2,5km(1,25km×2周)〜

トランジッションを終えて先頭で飛び出したのは末岡選手、それに続くのは若手ながらトライアスロンエリートでも活躍する山本選手、田中、栗原、肥後と続きます。

2,5kmという短い距離のために末岡選手が序盤からかなりのスピードで早期決着を狙います。500mで肥後選手が栗原選手を追い抜き4位に上がり、末岡-山本-田中-肥後-栗原の順。

向かい風区間に入ると栗原選手が息を吹き返し肥後選手をパス。ただし並び順が変わっただけで先頭5名のまま運命のラストラップに入ります。


下りを使ってペースを上げたのは末岡選手!
ラスト700mで後続選手とついにギャップが出来ます。肥後選手はここで脱落。
末岡---山本-田中-栗原


ラスト500m
栗原選手が田中選手を抜くも末岡選手とのギャップは埋まらず。
末岡---山本-栗原-田中の順に。


ラスト300m
栗原選手が山本選手を抜いて末岡選手との差を埋める。
末岡-栗原-山本-田中の順に。


ラスト250m
栗原選手が追い上げる勢いそのままに末岡選手を抜いてついに先頭に、しかし末岡選手もすぐに食らいつく。
栗原-末岡-山本-田中


ラスト150m
末岡選手が栗原選手に並びかける。
ゴールスプリント勝負。
皆、ペースが上がる。
栗原・末岡-山本-田中


ラスト75m
最後の左カーブを先頭で現れたのは栗原選手!
栗原-末岡-山本-田中


ラスト50m
ブルーカーペット上。
目の前に張ってあるゴールテープに吸い込まれるように走る選手、皆全力だ。














フィニッシュ
栗原選手が先頭でゴールテープを切る。
両手を上げて駆け抜けた勢いそのままに応援の方に抱きつき泣きじゃくる。


2010年修善寺の日本選手権以来となる6年ぶり2度目の日本チャンピオン。
大学院卒業後、山梨県に教員として移住し、現在はその教員を辞して"地域密着型アスリート"として山梨県で活躍している選手。


優勝 栗原選手に続いたのは以下の選手。
2位 末岡選手
3位 山本選手(U23 優勝)
4位 田中選手
5位 佐藤選手(U23 2位)
6位 肥後選手(U23 3位)



優勝候補3名は上位にランクインしたもののランナー出身の学生はカギとなるバイクで遅れをとってしまい、第2集団からバイク追い上げた選手がU23で上位ランクインを果たした。


近年、まれにみる接戦となった第16回日本デュアスロン選手権、この結果を受けてエリート上位3名とU23上位2名は来年8月にカナダで行われる世界デュアスロン選手権の出場権を得ました。


そしてまた来年開催される日本選手権を盛り上げる選手や応援は、今これを読んでいるあなたということも忘れてはいけません。


最後まで読んでいただきありがとうございました!!!majide

Viewing all articles
Browse latest Browse all 336

Trending Articles